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オレたちバブル入行組   池井戸 潤 (著) [本 「池井戸潤」]

大変ご無沙汰しております。 毎日本の虫になっておりました・・・。 少しずつアップしていきます。

オレたちバブル入行組   池井戸 潤 (著)

「半沢直樹」シリーズ1作目。
7月からドラマ化されるそうですね。

大手銀行にバブル期に入行した半沢直樹。
今は大阪西支店融資課長を務める。
支店長命令で強引に融資の承認を取り付けた会社が倒産した。
すべての責任を押しつける支店長。
バブルがはじけて銀行も倒産する時代。
半沢が銀行で生き残るには債権回収しかない。

同じく支店長も銀行で生き残る為に半沢に罪を押し付けて追い出しにかかる。

やられたら倍返しの半沢を敵に回した支店長。
このまま終わるわけにいかない半沢が翻弄する。

元銀行マンの作者だけあって痛快の中にリアリティもある。
面白いです。

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ルーズヴェルト・ゲーム  池井戸 潤 (著) [本 「池井戸潤」]

ルーズヴェルト・ゲーム  池井戸 潤 (著)

「下町ロケット」がすごく良かったので他の本も読んでみようと思いました。

「一番おもしろい試合は、8対7だ」野球を愛したルーズヴェルト大統領はそう語った。
8対7の試合をルーズヴェルト・ゲームというみたいですね。

中堅メーカー「青島製作所」の野球部はかつては名門と呼ばれたが、ここのところすっかり成績低迷中。
不景気で野球部廃部の危機に追い込まれた青島製作所の野球部契約社員。
会社の経営危機と野球部存続危機。
両者に絡むライバル会社のミツワ電気。

そんなミツワ電気から合併の提案がくる。
しかし彼らの狙いは青島製作所の開発力と技術力だった。

合併をして生き残りの道を選ぶのか。
青島製作所と野球部はこの難局をどう乗り切るのか?

やっぱり池井戸氏は裏切りません。
本当にいい本でした。
最後もしびれる終わり方で感動の余韻が残る作品でした。

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下町ロケット  池井戸 潤 (著) [本 「池井戸潤」]

下町ロケット  池井戸 潤 (著)

佃航平は志半ばで宇宙工学研究の道を諦め、東京都大田区にある実家の佃製作所を継いでいた。 突然の取引停止、さらに特許侵害の疑いで訴えられてしまう。 大企業に翻弄され会社は倒産の危機に瀕していた。 一方、政府から大型ロケットの製造開発を委託されていた帝国重工では、百億円を投じて新型水素エンジンを開発。 しかし世界最先端の技術だと自負していたバルブシステムは、すでに佃製作所により特許が出願されていた。宇宙開発グループ部長の財前道生は佃製作所の経営が窮地に陥っていることを知り、特許を20億円で譲ってほしいと申し出る。 資金繰りが苦しい佃製作所だったが企業としての根幹にかかわるとこの申し出を断り、逆にエンジンそのものを供給させてくれないかと申し出る。 帝国重工では下町の中小企業の強気な姿勢に困惑し憤りを隠せないでいたが、結局佃製作所の企業調査を行いその結果で供給を受けるかどうか判断するということになった。 一方、佃製作所内部も特に若手社員を中心に、特許を譲渡してその分を還元してほしいという声が上がっていた。 厳しい目を向け、見下した態度をとる帝国重工社員に対し佃製作所の若手社員は日本のものづくりを担ってきた町工場の意地を見せる。

以前ニュースで取り上げていた本で東京都大田区が舞台で日本のモノづくりが題材。
私自身、大田区で金型設計・NCをやっていた者としては読みたい衝動に駆られました。
長らく図書館で待たされてようやく順番が回ってきました。

いやぁ~面白かったし感動した!
大田区のモノづくりといっても私がやっていた携帯電話やデジカメの小部品とは訳が違う。
しかも民生品レベルの私とは・・・。
そしてなによりも姿勢も違う。
ロケットエンジンのバルブシステムだ。
読む前に「やはり日本のモノづくり最高!」なんてチャラチャラしていた自分が恥ずかしい・・・(笑)

ま、とにかくモノづくりに対する熱い思いや夢と希望が沢山詰まった本です。
この本のように夢に向かって仕事ができたらいいのにな。
現実はそんなに甘くないけどね・・・。

元気をもらえる本です。

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