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クライマーズ・ハイ 横山 秀夫 (著) [本 「横山秀夫」]

クライマーズ・ハイ 横山 秀夫 (著)

これも確か、映画化されたはずですね。

1985年、御巣鷹山の日航機事故。

17年前に起きた事故を回想シーンで構成。

地元、北関東新聞の悠木記者は同僚の安西と谷川岳衝立岩に登る予定だったが、御巣鷹山の日航機墜落事故発生で約束を果たせなくなる。
一方、1人で山に向かったはずの安西は、なぜか歓楽街でクモ膜下出血で倒れ、病院でも意識は戻らぬまま。

未曾有の大事故の中、全権デスクとなった悠木は上司と後輩記者の間で翻弄されながら、安西が何をしていたのかを調べ、知ることとなるのだが。

17年という歳月を経て悠木は当時探していた答えを見つけようとする。
そして安西が伝えたかったことを探し安西の息子と衝立岩に登る。

悠木と息子のぎこちない関係や職場でのトラブル。
うまく取り入れていてすべてが中途半端になることがない。
終盤の安西の息子との衝立岩のシーンは感動して鳥肌が立つほど。

実際に事故を取材した記者時代の体験がある著者だからこそ生まれた作品なのだろう。

「記録でも記憶でもないものを書くために18年の歳月が必要だった。」と語っているそうです。

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動機  横山 秀夫 (著) [本 「横山秀夫」]

サボっていた分の本の更新もボチボチと・・・。

動機  横山 秀夫 (著)

4編の短編集。

なかでも前科もちの男が匿名の殺人依頼電話に苦悩する「逆転の夏」と
公判中の居眠りで失脚する裁判官を描いた「密室の人」が私は気に入った。

最後まで先の展開がわからない。
隙がないというか無駄がないというか・・・、読み終えて今回も唸らされるばかり。

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陰の季節  横山 秀夫 (著) [本 「横山秀夫」]

陰の季節  横山 秀夫 (著)

横山氏の作品、初めて読みました。

これまでの刑事ものとは全く違うのでビックリしました。
刑事ものといったら捜査一課の殺人事件が多いけど人事の話だとは・・・。
しぶいなぁ。

天下りなどの人事問題や警察の裏事情。
D県警シリーズ、面白かったです。

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