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ソロモンの偽証 第III部 法廷  宮部 みゆき (著) [本 「宮部みゆき」]

ソロモンの偽証 第III部 法廷  宮部 みゆき (著)

最終部です。

最初は「子供達のお遊び裁判だ」と高をくくっていた大人達も真剣に聞き入っている。
次々と新たな証人が出てきて裁判はエキサイティング。

最初から何かあると思っていた他校の弁護士によって謎は解かれる。

事件を20数年前に設定してラストは現代に戻るのだけど彼らの今の姿をもう少し書いてもらいたかったな。
夏休みの自由研究をやり切った子供たちはひと夏で大人へと成長したのだろう。

宮部さん独特の優等生の子供達が主役なので受け入れられない読者も恐らくいるかもしれないが最後はちょっぴり泣かせてくれちゃうところ、やっぱりすごい作家です。

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ソロモンの偽証 第II部 決意  宮部 みゆき (著) [本 「宮部みゆき」]

ソロモンの偽証 第II部 決意  宮部 みゆき (著)

待っていました!Ⅱ部です。

告発状を書いたと思われる樹里はショック?から声が出せなくなり不登校。
真実がウヤムヤになる中、先生・警察、大人たちには任せていられない。
涼子と三中の有志の仲間達が立ち上がった。
中学生の学校内裁判の開始だ!
他校生徒からの弁護人の名乗り出。
聡い弁護人の幼少時代に暗く悲しい過去が。
そんな弁護人の本心も気になる。

死亡した柏木卓也は自殺なのか?それとも他殺なのか?!
子供達が次々と真実を突き止めていく。
優等生の子供達が大人顔負けの活躍。
本物の刑事も弁護士も舌を巻く。
これぞ宮部みゆきワールドだけどこんな立派な中学生いないよね(笑)

Ⅰ部の冒頭に登場した電機やのおやじさんがⅡ部の後半にやっと登場。
ずっと気になっていた。
電気やのおやじさんがキーパーソンになるのか・・・。

残り1部、まだまだ大どんでん返しがありそうな予感。
Ⅰ部を読み終わったあとの興奮をⅡ部ではあまり感じられなかったのは・・・宮部さん特有のあまりにも子供達を美化させすぎているせい?

怪奇文書だと思っていた告発状の真相は?
まだまだ大どんでん返しがありそうな予感。
ここまできたらⅢ部に期待したい。

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地下街の雨 宮部 みゆき (著) [本 「宮部みゆき」]

地下街の雨 宮部 みゆき (著)

7編からなる短編集。
作品全体にあまり共通点は無く、途中SFらしき作品も。

表題作「地下街の雨」
主人公の麻子は同じ職場で働いていた男と婚約をしたが挙式2週間前に突如破談になる。
麻子は会社を辞め、沈んだ気持ちのままウエイトレスとして再び勤めはじめた。
その店に「あの女」がやって来た・・・。
短いのに最後はなるほど・・・まとめてあります。

かなり前の本なので古臭さは否めませんがサクッと読めるので「ソロモンの偽証」後にはちょうどいい本でした。

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ソロモンの偽証 第I部 事件 宮部 みゆき (著) [本 「宮部みゆき」]

ソロモンの偽証 第I部 事件 宮部 みゆき (著)

5年ぶりの現代ミステリーだそうです。
ものすごく分厚い3部作。
8月から3ヶ月連続で発売します。
図書館で予約も考えましたが久しぶりの宮部さんのミステリー、待ちきれず購入しました。
10年かけて書いたというミステリー、読む前からワクワクです。

作品は最近問題のいじめ・自殺が題材。

時は22年前、東京下町大雪のクリスマスイブ、学校の屋上から中学2年生の男子生徒が墜落した。
最初は自殺として片付けられたが後から目撃者を名乗る告発状が届く。
その告発状の出現によりマスコミの過剰報道・学校生徒間の噂。

学校の不良問題児3人組の苛めによる殺人なのか?
それとも告発状は怪奇文書なのか・・・。
ひとつの嘘によって嘘が重なり次々と事件・問題が起きていく。
誰が嘘をついているのか。
真実は一体どこにあるのか・・・。

登場人物が多すぎで「理由」を思い返してしまう。
でも宮部さんのことだから最後はひとつに合点するのだと思う。
早くスッキリしたい。
続編が待ち遠しい。

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幻色江戸ごよみ  宮部 みゆき (著) [本 「宮部みゆき」]

幻色江戸ごよみ  宮部 みゆき (著)

12編の短編集。

江戸の怪異や怨霊、喜びや悲しみ。
背中がゾクッとする話から切なくて涙してしまう話まで。

読んでいて当時の様子が浮かびあがってきます。
心温まる宮部さんの時代小説、やっぱりいいなぁ。

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