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小さいおうち  中島 京子 (著) [本 「その他」]

小さいおうち  中島 京子 (著)

直木賞受賞作品。
映画化も決まったようですね。

昭和初期の東京。
赤い屋根のモダンな家と若く美しい奥様を心から慕う女中奉公の少女タキ。
年老いたタキが女中を引退し当時の回想シーンで話は進む。

戦争の影濃くなる東京。
東京オリンピック開催の前に東京でのオリンピック開催が決定していた事実や戦争の為に人々が犠牲にした
生活。
考え深い作品である中「出た。昭和初期のお涙ちょうだいパターンの本かな」と少々意地の悪いことを考えながら読み進んでいくうちに終盤は少しドキドキするような展開。

昭和初期ネタに少々中だるみしそうな私ではあったが数ページの最終章にドキッとさせられました。
タキが記憶を綴ったノートが意外な形で現代へと継がれてゆく。

中だるみしても(え?私だけ?(笑)最後まで読んでもらいたい本です。

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よーちゃん

中だるみしたとき、きっとこのあと面白くなるはず!と
信じて最後まで頑張ってよんで
やっぱりつまらなかったときの虚しさは
ハンパないです(^_^;)
by よーちゃん (2013-05-20 08:31) 

のりたま

よーちゃんさん
ホント、その通りです。
以前、辞書のように分厚いつまらない本をそのうち面白くなるだろうと頑張って読み続けようやく最後の数ページだけ盛り上がった経験があります。
切なかったけどがんばった甲斐がありました・・・トホホ。
私の友人は最初の数ページでさじを投げましたけど・・(笑)
by のりたま (2013-05-20 18:14) 

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