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禁断の魔術 ガリレオ8  東野 圭吾 (著) [本 「東野圭吾」]

禁断の魔術 ガリレオ8  東野 圭吾 (著)

「虚像の道化師 ガリレオ7」を書き終えた時点で、今後ガリレオの短編を書くことはもうない。 ラストを飾るにふさわしい出来映えだと思っていた東野氏が「小説の神様というやつは、私が想像していた以上に気まぐれのようです。そのことをたっぷりと思い知らされた結果が「禁断の魔術」ということになります」と語っているそうです。

何々?ガリレオシリーズは完全に終わりなのかと思っていましたが短編だけ?
長編はまだ書いてくれるのかなぁ。
今回も面白かっただけに終わってしまうのは実に残念です。

「透視す」「曲球る」「念波る」「猛射つ」の4作品。

中でも私はやっぱり最後の「猛射つ」がよかった。
「自業自得だ。教え子に正しく科学を教えてやれなかったことに対する罰だ」という湯川。
あんなに打ちひしがれた悲しい湯川を見たのは初めて。
短編の最後を飾るのにふさわしい話でした。

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